トラブルの多いケースは、医療支援の必要性を根幹とする入居相談です。
「がんの末期です」というような場合のように、お痛コントロールを薬でしっかりやらなければならないようなケースでは、対応経験のない看護師しかいないホームでは消極的になってしまいます。
多くのホームでは、協力医療機関の医師に確認した上で、医師がOKと言えば受け入れ、NGといえば受け入れません。
老人ホームの中には、入居対応に関して一覧表を作成しているところがよくあります。
インスリン「○」とかIVH「×」というような表です。
これはあった方が良いのですが、実際は必ずしもこの通りに運用されているわけではありません。
要は、介護現場のそのときの事情によるので、個別対応でその都度考える以外に方法がありません。
結論的には、老人ホームの受け入れ体制は、常に変わるので、情報を管理することは不可能だと言うことです。
このような理由によって、老人ホームの空室管理はわかりにくくなっているのです。
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