ほとんどの老人ホームでは、空室管理が曖昧です。
どうしてなのでしょうか?
老人ホームの場合、退去理由の多くは「死」です。
入居者がいつ死ぬかは、誰にもわかりません。
さらに、死んだ後、後片付けがあるため家族側の事由で退去日が変動します。
多くの老人ホームでは、死亡即契約解除というルールになっていると思いますが、実際には家族が荷物を引き取りに来て、部屋を空っぽにするまでは部屋が空きません。
よくあるトラブルとしては、本社には死亡した事実が上がって、○○日で解約により新規入居者は××日から受け入れという管理をしますが、現場では、家族がなかなか片付けに来れないというものです。
本社の把握する解約日とホームの把握する解約日は違います。
このような個別事情を考慮した差異がたくさん起こっているため、正しい空室情報を把握することは、実は至難の業なのです。
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