★クエスチョン★
施設に入居しても、けがと無縁になるわけではありません。もしものとき、治療費はどちらが負担するのでしょう?
★アンサー1★施設には安全に配慮する義務がある
「施設での生活は、自宅での生活よりも安心」と考える人が多いと思います。
けれども、実際には施設内で事故が起こることは珍しくありません。
転倒、ベッドや車いすからの転落による骨折はよく聞きますし、食中毒などが起きることもあるでしょう。
実際、2017年度の1年間に、全国の特別養護老人ホームと老人保健施設で事故により死亡した入居者が、少なくとも1,500いたとの厚生労働省の調査結果も報道されています。
入居者がけがなどをした場合、予見可能な事故によるものなのか、不可抗力によるこる事故が原因なのかに分けて考える必要があります。
例えば、普段と変わりなく自分で歩行していた入居者が、うっかり廊下で転倒してけがをした場合は、個人の責任と言えるかも知れません。
施設の職員も24時間、そばで見守っている訳ではないので、不可抗力の事故は起きてしまうのです。
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