「いきなり全てが出来なくなる訳ではありません」③
どの認知症のタイプでも病気の進行によって認知機能に影響が出始めると必ず何かに当てはまる症状が出ると言われているものです。専門的にはこれを「中核症状」といいます。
その中の実行機能障害は段取りが出来ない、手順が分からなくなることが生じるため日常生活全般に支障が現れます。例えば買い物も料理もすべて段取りが必要です。洗濯機や掃除機、電話など、家電製品や電子機器の使い方が分からなくなる。レジでお金を払えない,ATMでお金をおろせないといったことも起きてきます。